飼い猫が死んだ

 若いほうの飼い猫が死んだ。死因は遺伝性の心臓疾患。 冬休みに入ったあたりから嫌な咳をしていた。月曜日に獣医に診せたら肺水腫だという。原因は心筋症。強心剤や利尿剤を使ったが、結局のところ多少の延命にしかならなかったようだ。

 08:45くらいからゴニョゴニョ言い出して、08:57くらいに息を引き取った。最後の10分くらいは苦しそうだった。目も口も開きっぱなしで、閉じようとしても閉じない。つい5分前までは生きていたのにと思うと、悲しくなる。03:00ごろにすり寄ってきて、私の腕を枕にしていたのが、彼なりの最後の挨拶だったのかもしれない。

 心筋症では根治は望めないし、早めに医者に診せても多少寿命が延びただけ、だとは思うが……。もう少し早く医者につれていくべきだったかとも思う。

 妻が泣くのを見たのは、二度目だと思う。