沙耶の唄

三つのエンディングすべてをクリヤ。火の鳥復活編をクトゥルー風味に料理した感じ、だろうか。主観と客観の著しい乖離。そしてなまじその乖離が認識できる。ネタとしてはよくあるが、頑張って面白くまとめている。 funであってinterestではないが。しかし、主人公には自分の姿がどう見えていたのかね?

五十路も近くなれば、「おお、なかなか頑張っているな」ですむが、多感な時期にこんなのを読むと人格に多大な影響が出そう。

失踪した教授が遺伝子操作かナノマシンで沙耶を作ったのかと思ったが、どうやら違ったらしい。