10Dの印象

 パトローネを入れる必要がないせいか、左手側がちょっと短くなっている。おかげで左から見ると妙にボディが分厚く見える。

 室内で試し撮りして、PCにデータを持ってきた。さすがに原寸ではほんの一部しか見えない。 25%に縮小して、ようやく全体が見られるようになる。この状態だとかなりピントが来ているように見える部分も、原寸に戻すとけっこうぼけている。また、全体を表示させてもけっこう背景がアウトフォーカスする。意外といえば意外。もうちょっとパンフォーカスになるかと思っていた。

 画角の違いはけっこう大きく、勘が狂う。バイク全体を撮影しようと思って適当に距離を取ったら、ずいぶんとはみ出していた。感覚がすっかり35mmレンズになっているのだが、こいつを10Dにつけると56mm相当なのだ。 20mmだと32mm相当だが、手持ちの20mmはシグマ 20mm F1.8 EX DGなのででかくて重いのだ。 24mmなら35mmとそれほど大きさが変わらないので、こっちを常用レンズにするかなあ。 38.4mm相当で一絞り暗くなるけど。

 十分な明るさがあると、ISO 100相当で露出が決定される。普段は400のフィルムを使っているので、この辺もだいぶ感覚が違う。なんか普段よりもシャッタースピードが遅いのだ。

 カスタムファンクションは、液晶ディスプレイに文字が表示されるのでわかりやすい。 EOS-1NやEOS-1Vだと、説明書を見ないと何番が何の機能だかわからなくって困る。

 さすがに、EOS-1VにBP-E1をつけた状態からするとずいぶん軽い。まあ持ち歩くにはちょっと凹凸が多すぎるが。