海賊船

前回の箱根旅行で乗り損ねた海賊船に乗るべく、 09:00に宿を出発。 まずは桃源台に向かう。 ロープウェイの無料駐車場にクルマを止めて、 海賊船乗り場に向かうと、ちょうど09:30発に間に合った。 30分ほどかけて箱根町へ。 少し肌寒いが、波は穏やかで視界もまあいい方だろう。 なんだかあっという間に着いてしまった。

寄木細工のお土産を買ったら、 ちょうど10:20発の箱根湯本行きのバスが止まっていたので乗車。 20分くらいで小涌谷に到着。 すぐに強羅行きの箱根登山鉄道に乗れた。 強羅に着けば、これまたたいして待たずにケーブルカーに。 しかしさすがにケーブルカーというのは、 一直線に上り下りするのだなあ。

早雲山でロープウェイに乗り換えだが、 数分おきにゴンドラがやってくるのであまり時間は気にしなくていい。 少し外に出て景色を眺めた。 さて、ロープウェに乗る段になってびっくり。 平日だというのにえらい行列である。 後ろに並んでいたいい年のおっさん達がでかい声でラーメン談義を延々続けるのには閉口したが、 幸いなことにゴンドラは分かれた。

山頂を超えると大湧谷で、景色が一変する。 それまでは鮮やかな紅葉だったのが、モノトーンになる。 硫黄の匂いも鼻を突く。 11:45くらいだったので、ちょっと早めの昼食にした。 「昼ご飯なう」と娘や弟にメールしようと思ったが、 iPhoneは圏外だった。 桃源台方面への待ち行列は、 早雲山ほどではないにせよ結構長かった。 くの字に曲がった姥子を経由して桃源台に着くと、 ここはガランとしたもので乗車待ちの人は一人もいない。 不思議なものである。

止めておいたクルマで、箱根ラリック美術館へ。 娘はこれをリラックマ美術館と空目した。 宝飾品はたしかにきれいだが、 見た目が華奢で常用するには抵抗がある。 やはりとっておき、なのだろうか。 9年前まで現役で走っていたというオリエント急行の客車でtea time。 1929年製だというから、やはり古めかしさは隠せない。

16:00ともなると、11月の箱根はけっこう寒い。 これ以上回るのはまたの機会にして、 帰宅の途につく。 途中休憩を含めて、2時間半ほどで自宅帰り着いた。

今年は今頃が紅葉の見頃だったようで、 午前中は晴れていたこともあって堪能した。