DSC-U30

 DCR-TRV22を買った勢いで、2日後に購入したデジタルカメラ。とにかく小さいので、毎日持って歩ける。35mm相当の単焦点レンズで、たいした機能はついていない。しかし、スナップにはこうしたシンプルなカメラの方がいい。ウェストポーチからさっと取り出して、レンズカバーを開けて撮影。これが実にお手軽なのだ。なんだかんだで、すでに1000カット以上撮影しているみたいだし。

 欲を言えば、光学式のファインダーが欲しいところ。できればピント位置を0.9mに固定して、電源を切っても覚えていてくれるといいなあ。昼間のスナップなら、これでだいたいピントが合うし。また、歪曲収差が目につくのは、個人的に大きなマイナスポイント。金をかけない広角レンズは、どうしても歪曲収差が残ってしまうのかなあ。ま、普通の人は気にしないし。

 で、このカメラを買うときにソニーのカタログを見て絶句。電源オンからの立ち上がりや、撮影間隔、電池駆動時間などを、具体的な数値を上げて自慢しているのである。これらはいずれも銀塩カメラのカタログでお目にかかったことはない。撮影に待たされることなどないし、電池もそうそうなくなるものではない、というのが銀塩での常識だからだ。せいぜい、一眼レフでAFの合焦スピードや、1秒あたり何コマ撮影できるか、が謳われるくらい。まだまだデジタルカメラというのは未成熟な代物なのだなあ。